裁ち落としの意味を図解りで解説!2つの注意点とトンボについても紹介!

更新日:2021年05月21日 公開日:2021年05月21日

「印刷の時の裁ち落としってどんな意味なの?」
「トンボやドブって言葉も聞くけど、どんな意味があるの?」

こんな悩みをお持ちの方へ。ここでは、裁ち落としの意味を図解入りで解説します。さらに、裁ち落としの注意点やトンボ・ドブの意味も解説しますので、ぜひご覧ください。

ここでは、以下の内容を解説します。

  • 裁ち落としとは?天地左右3mmの裁断する部分
  • 裁ち落としをする意味とは?
  • 裁ち落としを入れる時の注意点
  • 裁ち落としと関係が深いトンボとは?

1つ1つ解説しますので、参考にしてくださいね。

裁ち落としとは?天地左右3mmの裁断する部分

裁ち落としとは、裁断で印刷で生じるズレを想定した余白を切り落とすことを意味します。成果物の天地左右に3mmの余白があります。裁断の時に、想定した余白を切り落としていきます。


裁ち落としとは?天地左右3mmの裁断する部分

裁ち落としは、「裁ち切り」「断ち切り」「断ち落とし」と呼ばれることもあります。裁ち落とした部分を、「ドブ(どぶ)」「塗り足し」と呼ばれます。

裁ち落としをする意味とは?

「なぜわざわざ裁ち落としをするのか?」こう疑問に思う方もいるでしょう。

実は、裁断や印刷の際に数mm単位でズレが生じてしまいます。このズレを想定して、印刷時に余白をあらかじめ入れておくのです。

裁断をする時は、1枚1枚裁断するのではなく、何枚もの紙を重ねて切ります。


裁ち落としをする意味とは?

裁断時に、数ミリ単位でズレが生じます。このズレを想定して、絵柄を3mm程度はみ出して印刷をしておくのです。

成果物の最終段階で、はみ出した部分を裁断するのです。

裁ち落としを入れる時の注意点

裁ち落としを入れる時の注意点を解説します。注意点は以下の2つです。

  • 断裁位置の近くに文字を入れない
  • 仕上がり線は入れない

順を追って、解説します。

裁断位置の近くに文字を入れない

裁ち落としを入れる時は、裁断する位置の近くに文字を入れないようにしましょう。近くに文字を入れてしまうと、文字部分を裁断してしまうことがあります。

文字を入れる時は、仕上がり位置より数ミリの余裕を持って内側に入れましょう。

仕上がり線は入れない

制作物の裁断を想定して、仕上がり線を入れることがあります。仕上がり線は入れないようにしましょう。

なぜなら、仕上がり線に沿って裁断ができないからです。裁断の時に、位置がずれてしまうと、仕上がり線が残ってしまうことになります。

仕上がり線は入れないようにしましょう。

裁ち落としと関係が深いトンボとは?

裁ち落としをする際に、重要になるのがトンボです。トンボとは、裁断をする際に付けるマークのことを表します。

トンボマークを入れることで、印刷や裁断のミスを減らすことができます。

トンボには、「コーナートンボ」「センタートンボ」の2種類があります。この2種類のトンボがどのようなマークなのか?1つ1つ紹介します。

コーナートンボ


コーナートンボ

コーナートンボは、制作物の四つ角に付いているトンボマークです。コーナートンボには内トンボと外トンボがあります。2つの間の間隔は3mmです。

仕上がりは、内トンボ同士を結んだものになります。

センタートンボ

センタートンボ

センタートンボは、仕上がりの位置を示すための十字型のマークです。センタートンボの位置がずれていないかを確認するために使用されます。

業者に依頼すれば裁ち落としもバッチリ対応してくれる

これまで、裁ち落としについて以下の内容を紹介しました。

  • 裁ち落としで、裁断で印刷で生じるズレを想定した余白を切り落とす
  • 印刷や裁断で数ミリ単位のズレが出てしまう
  • 裁ち落としの近くに、文字を入れない
  • 裁ち落としをする時は、トンボマークを入れる

裁ち落としは、専門的な作業です。基本的に業者に依頼してしまいましょう。数ミリ単位での裁断ですので、自身で行うのはとても大変です。

業者に依頼をすると、裁断機を使って裁ち落としをしてくれますので、仕上がりもバッチリです。ぜひ、裁ち落としは業者に任せてしまいましょう。






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