Wordなどにおすすめのフォントとその特徴を一挙紹介!文書を作るポイントも解説

更新日:2021年05月21日 公開日:2021年05月21日
Wordなどにおすすめのフォントとその特徴を一挙紹介!文書を作るポイントも解説

普段何気なく使っているフォント(書体)ですが、使い方によって目的や効果について具体的に分かっている方は少ないと思います。
ここでは、シーンに適したフォントを選ぶため、特に身近なアプリケーションである、Word、Excel、パワーポイントで使えるフォントの特徴をご紹介するので、データ作成時のフォント選びにお役立て下さい。

そもそもフォントとは?

まず、マイクロソフトのWordとは、マイクロソフトオフィスを更生する文章作成ソフトウェアで、履歴書、ニュースレター、レポートなど様々なタイプの文章を簡単に作成できる便利なツールです。学生のレポートからビジネスシーンまで幅広く活用されるソフトになっています。
フォントについて、最も簡単に説明するとするならば、それは文字のデザインの事と表現する事が出来るかと思います。そこにある文字の形や大きさ、太さなどの様々な様子を決める物となっています。これら、フォントの変更に関しては、簡単な操作で自身のお気に入りの字体、大きさ、太さを変更する事が出来ます。

フォント選びの重要性とは?

文章作成時のフォント選びはとても重要です。本来のフォントの役割は文章を読みやすくする事、すなわち可読性をあげる事と言えます。また読者の目を引くために、文字を目に留まりやすくする事、すなわち視認性の向上です。上記内容を重視した上で、フォントの本来の目的である、相手に内容を伝える事が重要です。様々手を加えたくはなりますが、はっきりと読みやすいフォントを選択する事が大切になります。フォントの種類を選ぶ際には、字体の変更だけでなく、その文字のサイズ、行間、字間を変更する事で、大きな印象の違いを与える事が出来ます。これは、相手への印象を大きく左右する効果も期待できるものになります。チラシやパンフレット等においては、訴求効果を引くデザインのフォントが必要になりますし、ビジネスシーンにおける名刺は、その人の顔になる物です。クールな印象や、出来る人の印象などを演出できると思います。また、論文や、正式な書類においては、フォントの指定を受けて文章を作成する事もあるため、フォント選びは大変重要となります。

主なフォントの特徴を紹介

Wordでよく使われるのは、明朝体やゴシック体などがあります。MS明朝体や、MSゴシック等は、皆さん使った経験があると思います。これらは長年使われてきたため、我々に取って、なじみのあるフォントではないかと思います。

ゴシック体・明朝体の特徴と印象

日本語のフォントでもっとも良く使われているのが、ゴシック体と明朝体です。
どちらも同じ日本語フォントですが、太さや書体などの特徴が異なります。

ゴシック体

もっともシンプルなフォントの一種であるゴシック体は、縦画と横画の太さが均一になっており、起筆にも終筆点にもほとんど飾りがないデザインが特徴です。小さい文字であっても視認性が高く、どんな人でも読みやすい書体と言われています。

ゴシック体は、文字自体に動きが少ないので、パッと見に統一感のある印象を与えます。
また、文字の太さによっても印象が変わります。
文字フォントが太くなるほど、安定感や力強い印象になりますが、細くなるとゴシック体の丸みを帯びた柔らかい印象になるので、優しく親近感を感じられます。

明朝体

明朝体は、筆で書いたような文字が特徴で、文字の太さに強弱があるところも特徴です。始筆にはウロコという飾りがあり、縦線よりも横線が細くなっているので、文章をスッキリとさせる効果があります。新聞でも使用されている書体です。

《豆知識》フォントの名前の「P」の意味と使い分け

「P」が付くフォントは「プロポーショナルフォント」と呼ばれ、文字の形に合わせて文字幅が自動的に調整されます。その中でも一般的とされているのは、「MSPゴシック」や「MSP明朝体」などがあります。プロポーショナルフォントは、文字に合わせて文字間隔を調整してくれるので、見栄えが良く、読みやすい文章を作成することができます。日本語では可変幅フォントとも呼ばれます。通常とのフォントの違いについては説明します。通常のフォントはどの文字も同じ幅で、漢字やひらがなのちょうど半分の幅なのに対して、プロポーショナルフォントは英字の幅が異なります。

【ツール別】おすすめのフォントを紹介

フォントと言っても、使用するソフトによって、適した形が違います。ワードやエクセル、パワーポイントなど用途ごとに使い分けられているように、フォントにおいてもツールごとに最適な物が存在します。

Word(ワード)

単調にならず長文でも読みやすいことがポイント
お知らせやマニュアル、契約書など文章作成に使うWordは、文字入力に特化したソフトです。
1:日本語の場合「明朝体」がベスト
日本語文書を作成する場合、単調にならないようにメリハリが重要です。
すべてが同じ太さとなるようなフォントでは単調で内容が伝わりにくくなるため、文章は明朝体がベストです。フォーマルな印象にもなりますし、長い文章でも読みやすくなります。
日本語の場合「明朝体」がベスト
2:英語の場合「Times New Roman」「calibri」がおすすめ
Wordで英文を作成する場合は、太さにメリハリがあり装飾的な書体であるTimes New Roman、もしくは比較的線が細く読みやすいcalibriがおすすめです。
最新のWordのデフォルトはcenturyフォントに設定されていることが多いのですが、海外ではこのフォントは古い書体となるため、Times New Romanやcalibriに変更しましょう。
Times New Roman calibri
3:日本語、英語どちらにも対応の「Arial(アリアル)」がおすすめ
英語のサンセリフ体フォントとしては非常に広く使用されており、見やすく、シンプルなデザインが特徴です。日本語にも対応しているため、多言語のドキュメント作成にも適しています。
Arial(アリアル)

PowerPoint(パワーポイント)

PowerPointは文字や写真、グラフやデータなどが入ったプレゼンテーション資料が手軽に作成できるソフトです。

1:日本語の場合「メイリオ」
日本語で作成する場合に適しているフォントはメイリオです。
PowerPointは改まったシーンで用いられることが多いため、明朝体が適しているのではと考える方もいるかもしれませんが、明朝体は文字の太さの強弱があるので遠目からは見づらいことがあり、資料向きのフォントではありません。メイリオはやや横幅が広く、文字は大きめ、太さが均等であるのでベストです。
メイリオ
2:游ゴシック体
多くの日本語環境でデフォルトのフォントとして採用されており、読みやすくて清潔感があります。幅広い用途に使える汎用性の高いフォントです。
游ゴシック体
3:英語の場合「Segoe UI」
文章が日本語だけの場合は文字間隔が一定となる和文フォントが読みやすいのですが、和文フォントで英語を記載すると英語部分の文字間隔が詰まって読みにくくなってしまいます。
英語が多く入ってくる場合には「Segoe UI」がおすすめです。英語に適した広めの文字間隔になるので、遠目から見ても読みやすくなります。
Segoe UI
4:Arial(アリアル)
シンプルで読みやすいサンセリフ体のフォントで、英語でも日本語でも違和感なく使用できます。多くのプレゼンテーションで使われる定番のフォントであり、視認性が高いため、ビジネスプレゼンテーションに適しています。
Arial(アリアル)

Excel(エクセル)

エクセルで使うフォントを選ぶ際のポイントは、資料の内容や目的に応じて、資料の見やすさや美しさを考慮して選ぶことも重要です。エクセルのフォントを変えるだけで、いつものエクセルの資料の見え方もグッと変わります。フォントは無数にありますが、「メイリオ」「Arial」「遊ゴシック」などが良いでしょう。

1:「メイリオ」
メイリオは、ゴシック体のフォントです。メイリオフォントの特徴は、縦横の線の太さが均一である。幅広な書体で太字でも可読性が高い。丸文字だが単純ではなくしっかりとした文字である。視認性が高くプレゼン資料に適しているという特徴があります。
メイリオ
2:「Arial」
Arialは、欧文用のサンセリフ書体で、ネオ・グロテスクに分類されます。ブラック、ボールド、エクストラボールドなどの派生書体もあります。Arialフォントは、Microsoft OfficeやWindowsなどのソフトウェアに標準で搭載されているため、広く使われています。
Arial(アリアル)
3:「遊ゴシック」
遊ゴシックは、長文でも読みやすいスタンダードなゴシック体のフォントです。字面を小さめに設計し文字間にゆとりを持たせる線の太さがメイリオよりやや細い特徴があります。
游ゴシック体

【シーン別】おすすめのフォントを紹介

シーンごとでフォントを使い分ける理由は、フォントによって見え方や印象が変わるからです。フォントは、Webサイトや資料のイメージや内容を伝える重要な要素です。例えば、ビジネスに適したフォントは、読みやすさや見やすさ、シーンに合わせた印象などを考慮して選ぶ必要があります。逆に、エンターテイメントシーンでは、個性的で楽しいフォントが目を引きます。そのため、シーンに応じてフォントを選ぶことで、効果的にデザインすることができます。

名刺

名刺を作る時に最も適したフォントは、目的やイメージによって異なりますが、一般的には以下のようなフォントがおすすめです。
明朝体:日本語の縦記載に適したフォントになります。縦と横の比率が異なります。縦が太く、横が細いというフォントです。書籍などに使われるフォントです。
ゴシック体:文字の線の太さが均等で可読性が高いフォントになります。シンプルでモダンな雰囲気を与えてくれます。
楷書体:漢字などに適した文章です。和風のイメージを与えられるフォントになります。
Helvetica(ヘルベチカ):海外でも人気のある英文字です。デザイン性に優れているため、企業ロゴなどにも使われます。
Garamond(ガラモン):クセの少ない優雅な印象の英文字です。古典的で上品な雰囲気です。
ポップ体:装飾的な要素が多い可愛らしいフォントになります。カジュアルで楽しい印象を与えます。
名刺に使う文字サイズは、一般的には名前は18~19pt、住所や電話番号は7pt程度が適切と言われています。

チラシ・ポスター

チラシやポスターに適しているフォントは、目的やイメージによって異なりますが、一般的には以下のようなフォントがおすすめです。
ゴシック体:読みやすくてシンプルでモダンな雰囲気になります。堅実味や安定した印象を伝えたい場合に向いています。
明朝体:伝統的で上品な雰囲気を与えます。筆書体:個性的で目立つ雰囲気。和風やアート系の商品やサービスに適しています。手書き:カジュアルで楽しい雰囲気。若者向けやフレンドリーな商品やサービスに適しています。
チラシなどを作る際には、これらフォントの形式も大切になりますが、やはり、視認性や、インパクトを与える為にも、タイトルや本文小見出し等、記載サイズを変える事も必要です。使用する用紙サイズにあった形でフォントや字間等も考えたデザインが必要になります。

ビジネス文書

ビジネス文書に適したフォントには、かっちりとしたまじめな印象を与えるフォントを選択しましょう。また、ビジネスのシーンではプレゼンなどで使用する事もありますので、相手に取って読みやすいフォントや、読みやすいサイズでの記載を意識する必要があります。相手の年齢層、職域などに合わせて選択するフォントを変えるのも良いかと思います。目的や内容によって異なりますが、一般的には以下のようなフォントがおすすめです。
ゴシック体:読みやすくてシンプルでモダンな雰囲気。メールやプレゼン資料など、短い文書や見出しに向いています。
明朝体:伝統的で上品な雰囲気。論文や報告書など、長い文書や本文に向いています。
欧文フォント:英語の文章や数字を含む場合に使えます。バランスの良いフォントを選ぶことが大切です。
遊ゴシック:長文でも読みやすいスタンダードなゴシック体のフォントです。一般的にワードで使われるフォントの活用が良いでしょう。

契約書

契約書に使うのに適したフォントは、明朝体やゴシック体などの読みやすくて正式な印象を与えるものがおすすめです。また、契約書のフォントの大きさは、8pt以上を使用し、一般的には10-12ptを利用する事が多いです。文字が大きすぎると一行に書ける文字数が減りますので、12pt程度がおすすめです。
契約書はA4判の白紙に横書きで作成し、左側を綴じるのが通常です。用紙や綴じ方に決まりはありませんが、相手に不信感を与えないようにしましょう。契約書の書き方には、いくつかの注意事項があります。
契約書の構成は、事項のような形で構成されています。
タイトル・前文・本文・後文・契約締結日・署名捺印の順に記載されることが一般的な様です。
これは、あくまで契約書の一般的な書き方ですが、契約内容や種類によって異なる場合もあります。正式な書類を記載をする際には、トラブルを避ける意味でも専門家や、法律に詳しい方に対応してもらう事が、良いでしょう。

Eメール

Eメールを書く時に使うフォントは、ビジネスシーンに合わせて選ぶと良いでしょう。一般的には、MS PゴシックやBIZUDゴシックなどのゴシック体が見やすくて好まれます。また、メイリオも文字がはっきりしていておすすめです。フォントサイズは「12前後」が妥当とされています。
Eメールのフォントは、Outlookの設定で変更することができます。Outlookを使用している環境によって使用できるフォントが違うので、珍しいものは避けた方が良いと言われています。
送り先の相手によってフォントを変えるという事も、相手にメッセージを伝えるという意味において有効です。但し、ビジネスメールならば、相手に失礼にならないように注意しましょう。相手に合わせてフォントを選ぶことで、Eメールの受け取り方が変わる場合があります。例えば、上司やクライアントにメールを送るときは、ゴシック体や明朝体などのフォントを使うと、きちんとした印象を与えることができます。一方、友人や家族にメールを送るときは、もう少し砕けたフォントを使うと、親しみやすさや個性を表現することができます。

Webサイト・アプリ

WEBサイトやアプリで利用する時のフォントは、視認性が高くてサイトの雰囲気に合うものを選ぶことが大切です。一般的には、ゴシック体や欧文フォントなどが読みやすくておすすめです。また、WEBフォントを利用することで、閲覧環境に依存せずにオリジナルなフォントを表示できます。WEBフォントには、無料で利用できるGoogle Fontsなどがあります。Webフォントとは、Webサーバーやクラウドサーバーなどに置かれたフォントサーバーからフォントを読み込み、Webサイトの文字を表示する仕組みです1。Webフォントを使うと、ユーザーの端末にインストールされていないフォントでも、Webサイトのデザイン性や表現力を高めることができます。Webフォントのメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット
マルチデバイスに対応している。Webフォントはインターネット上にあるフォントを読み込むので、ユーザーの端末に依存せずに同じフォントを表示できる。
デザイン性の高いフォントを使える。Webフォントは多種多様なフォントが提供されており、オリジナリティや印象力のあるサイトを作れる。
デメリット
読み込みに時間がかかる。Webフォントはインターネット経由でダウンロードする必要があるため、通信環境やサーバーの負荷によっては表示速度が遅くなる事がある。 日本語フォントの選択肢が乏しい。Webフォントは英語圏では普及しているが、日本語圏ではまだまだ少ない。

ロゴ

一般的に、商品や企業ロゴに使用されるフォントは、企業やブランドが自身の独自性を表現するためにカスタマイズされたものが使われますが、ロゴに使用されるフォントの中でも、特によく使われるフォントには次のようなものがあります。
Helvetica(ヘルベチカ):シンプルでクリーンな印象を与えるフォントで、多くの企業のロゴに使用されています。
Futura(フューチュラ):モダンな印象を与えるフォントで、様々なブランドのロゴに使用されています。

Times New Roman(タイムズ・ニュー・ローマン):クラシックな印象を与えるフォントで、多くの新聞や出版物のロゴに使用されています。
ロゴには、自社のブランドイメージやターゲット層に合ったフォントを選ぶことが大切です。フォントの種類や特徴を知ることで、ロゴの印象をコントロールすることができます。

物足りない方はWebフォントサービスを使うのもおすすめ

Webフォントサービスとは、インターネット上に設置されたフォントサーバーから読み込んだフォントを、Webサイトに適用するサービスのことです。Webフォントサービスを利用すると、Webサイトのデザイン性や表現力を高めることができます。
Webフォントサービスの料金は、提供する事業者やプランによって異なりますが、無料から月額数百円程度のものが多いようです。ただし、無料プランでは利用できるフォントの種類や量に制限がある場合があります。無料では例えば、Google Fontsは、米Google提供の完全無料でWebフォントを使用できるサービスです。また、FONT FREEは、日本語フリーフォント投稿サイトで、明朝やゴシック、手書きなどのカテゴリーから無料フォントを探すことができます。ただし、無料のWebフォントには利用条件や制限がある場合がありますので、事前に確認してくださいね

多種多様なフォントを使った場合のデータの入稿時の注意点

印刷会社に入稿するときにフォントを使った場合、気を付けるべきことは以下の通りです。

フォントはPDFファイルに埋め込むことが必要ですこれは、印刷会社のパソコンにあなたが使ったフォントがない場合、文字が崩れたり化けたりする可能性があるからです。
フォントの埋め込み方法は、使用しているアプリケーションやOSによって異なります。 一般的には、PDF作成時の設定で「フォントを埋め込む」や「高品質印刷」などのオプションを選択します。
フォントの埋め込みができているかどうかは、PDFファイルのプロパティやドキュメント情報で確認できます。フォント名の横に(埋め込みサブセット)という表記があれば、埋め込み済みです。
当社では、WordやExcelからPDFに書き出す際の案内にフォント埋め込み設定の説明もございます。コチラをご参照下さい。

ワンランク上の文書を作るためのポイント

ワンランク上の文章を作る際にお勧めのフォントは、文章の用途や目的によって変わります。
例えば、長文や本文に向くフォントは、読みやすさやクセが少ないものが良いでしょう。また、見出しやコピーに向くフォントは、目を引くデザインや重心の位置が大切です。

文字の大きさ

フォントの大きさを決める際には、文章の用途や目的、読みやすさや見栄えなどに気を付けるべきです。

例えば、ビジネス文書や長文の場合は、小さすぎず大きすぎないフォントサイズが良いでしょう。また、名刺やポスターなどの場合は、目立たせたい情報は大きく、詳細情報は小さくすると効果的です。文字の大きさと用紙サイズのバランスは、文章の目的や見栄えによって異なります。

例えば、ウェブサイトの場合は、フォントサイズを黄金比で考えると美しく見えます。 また、文書の場合は、用紙のサイズや余白を設定しておくと印刷時に便利です。サイズごとのフォントサイズのおすすめは、文章の種類や内容によって異なります。

一般的には、印刷物のフォントサイズは「8pt以上」にすることが見やすいとされています。また、最小でも「6pt」までにすることが印刷時に文字が潰れないようにするための目安です。

名刺の場合は、最小で6pt、最大で15ptが適切です。パンフレットや冊子の場合は、8ptから10ptが多く使われています。

あなたはどんな文章を作りたいですか?

字間・行間

文章を作る時のフォントと字間、行間については、読みやすさや印象に影響する重要な要素です。一般的には、以下の点に注意すると良いでしょう。

フォントは目的や対象者に合わせて選ぶ。明朝体やゴシック体などの基本的なフォントが無難。
文字サイズは10pt~12pt程度が適切。小さすぎると読みづらく、大きすぎると圧迫感がある。
行間はフォントサイズの1.5倍程度が標準。行間が狭すぎると文字が詰まって見え、広すぎるとページが空白に見える。
字間は文字サイズの50%~100%前後(0.5文字~1文字分)。字間が狭すぎると文字が重なって見え、広すぎると読みにくくなる。
行長は1行あたり約25文字。行長が長すぎると目線の移動が大変で疲れやすく、短すぎると改行が多くなり不自然に見える。
以上のポイントを参考にしてみてください。

改行

文章を作る際の改行については、以下のようなポイントが挙げられます。
段落を区切る:一つの段落に含める情報が終わり、次の段落で新しいトピックを扱う場合に改行します。
対比や対比語を使用する時:「しかし」、「逆に」、「それに対して」などの対比語が現れた場合。
異なる意味や役割を持つ文節を使用する時:「その後」、「結局」、「そのため」など、意味的に異なる文節が現れた場合。
読みやすさを考慮する:文章が長くて読みづらい場合や、一行が長くなる場合には、改行することで読みやすさを向上させることができます。
ただし、改行しすぎると読みづらくなってしまう場合があるため、文章全体を見ながら改行を行うようにしましょう。

フォントを上手に使いこなして印象アップ!

フォントは種類によって印象が変わりますが、同じ種類であっても太さや大きさによって見る人の印象が違ってきます。
逆に言えば、自分が与えたい印象をフォントによって表すことができるのが、フォントの最大の特徴であり魅力となっています。

誠実さを出したいのかカジュアル感を出したいのか、真面目な話なのか砕けた話なのか、内容に合わせてフォントを選べば、その意図を文字の印象から受け取ってもらえます。

特徴さえつかめばフォント選びも難しくありませんから、文章の内容やイメージにあったフォントを上手に使いこなしましょう。






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