
実際に手に取らなければ情報が入ってこないチラシやパンフレットなどに対し、一目見るだけである程度の情報を与えられるのがポスターのメリットです。
ただ、通りすがりの人の目を惹きつけるためには、より魅力的なポスターを作成する必要があります。
ここでは宣伝効果を高めるために必要なポスター作成の基本とコツをそれぞれ5つずつ紹介します。
「長編とじ」と「短編とじ」は印刷物によって分けられる
本の綴じ方
長辺とじと短辺とじの違いは、簡単に言ってしまうと綴じる辺の長さになります。
こう聞くと、綴じる辺が長いか短いかの違いしかないと思ってしまうかもしれませんね。
ですが綴じる辺というのは、保管をする上でも製本する上でもとても重要です。
これを間違えてしまうと内容が見づらくなったり、保管しづらくなったりします。
特に自分で印刷物を打ち出す場合は、印刷物の内容に適している綴じ方をしないと、印刷のやり直しや使い勝手が悪くなることがあるので気をつけましょう。
長辺とじは印刷物の長い辺で紙をめくれるように綴る方法
長辺とじは、勉強などで使用する普通のA4サイズのノートを思い浮かべると分かりやすいでしょう。
A4サイズのノートは、長方形で辺が長い部分で綴じられています。身近なものではこれがスタンダードな長辺とじの印刷物になります。
綴じ方は、右と左があり、文章の流れや文字の方向によって綴じるところが異なります。
コピーや印刷をするときは、この綴代をきちんと考えて、どちら側に空白を多くするかを決めておく必要があります。
ただし、両面印刷をする場合は、表側と裏側で綴代の空白部分が左右反対になってしまうので、その点を考慮してスペースを空けましょう。
大半の書物には長辺とじが使われている
本のサイズに違いはありますが、ほとんどの書物は長辺とじが使われています。
また、会社案内や学校案内、商品カタログ、お店や商品のパンフレットなどでも長辺とじが使われるのが一般的です。
ビジネスシーンでも企画書やプレゼンテーションの資料などでも長辺とじが使われます。
短辺とじは印刷物の短い辺で紙をめくれるように綴る方法
短辺とじというのは、分かりやすいものだと便箋が挙げられます。
便箋もA4ノートと同じく長方形ですが、綴じられているのは辺が短い部分になるので短辺とじと呼ばれています。
一見、ただの長さの違いしか分かりませんが、実は短辺とじで印刷をすると、裏面は表面とは逆になります。
例えば、上から下に向かって縦書きの文章が書かれているものを短辺とじで印刷をした場合、表面は普通に上から下への文章になるのですが、裏面は下から上に向かって文章が書かれている状態になるのです。
ただし短辺とじを横向きに使った場合は、表面は左から右に文章が書かれていて、裏面も左から右に書かれているというスタイルになります。
短辺とじは絵本で主に使われている
短辺とじが使われる場面で目にすることが多いのは、絵本が挙げられます。
特に、幼児向けの絵本のほとんどは横向きの短辺とじが使われています。一般的なもので製本されている短辺とじは絵本以外にはほとんどありません。
短辺とじの場合、本ではなくメモ帳や便箋、メッセージカードなど書き込みができる印刷物で使われることが多いです。
ビジネスシーンでは、たまに参考資料などで短辺とじが使われることもありますが、特殊な場合を除き、長辺とじが使われるのが一般的です。
これは日本語の文章を記載する性質上、流れが右から左になっているからで、短辺とじは長い文章を記載するには適していません。
ただ、サイズによっては短辺とじの方が持ちやすく書き込みやすいので、メモ帳などに多用されるのです。
印刷する時は長辺・短辺のどちらを使うか考えておこう
ページ数が多い資料や書類を印刷する場合、綴代が間違っていると製本したりファイルにまとめたりすることが出来なくなってしまいます。
また、文章の向きや流れが違ってしまうこともあるので、長辺とじにするか短辺とじにするかは印刷をする上でとても重要なポイントになります。
これは印刷を依頼する場合でも同じですから、文章や表、画像のバランスだけではなく、綴じ方をきちんと考えてから印刷をするようにしましょう。