写真のL判サイズはどのくらい?ピクセル、比率や大きさを分かりやすく解説

写真のL判サイズはどのくらい?ピクセル、比率や大きさを分かりやすく解説

「L判という写真の印刷サイズを聞いたけど、実際どれくらいの大きさなの?」
「スマホで撮った写真を印刷したいけど、サイズの違いがよくわからないな……」
と戸惑ったことはありませんか?

デジタルカメラの普及やスマートフォンのカメラ性能の向上で、気軽に写真撮影が楽しめるようになりました。

しかし、撮った写真をプリントしたいとき、写真のプリントには独特の印刷サイズがあるので、慣れない人には難しいこともあります。

この記事では、写真印刷でもっともスタンダードな「L判サイズ」について、ピクセルや比率や大きさをわかりやすく解説します。

また、印刷するときに起こりがちなミスや留意すべきポイントもお伝えしますので、まずはぜひご一読ください。

写真のL判サイズのピクセルや比率を一覧で比較

写真のL判サイズのピクセルや比率を一覧で比較

写真のプリントにおすすめしたいのが「L判サイズ」での印刷です
。 スタンダードな印刷サイズのひと1つと言われていますが、そもそも他にはどんなサイズがあるのでしょうか。

まずはL判サイズと他の印刷サイズを比較してみましょう。

印刷サイズ 大きさ

ピクセル(300dpi*)

アスペクト比 特徴
L判 89×127mm 1,051×1,500 1:1.42 もっとも一般的なサイズで、縦横比は5:7。スナップから風景写真まで幅広い場面で利用できます。
ましかく 89×89mm 1,051×1,051 1:1 Instagramなどでよく見られる正方形のサイズで、手軽におしゃれなレイアウトが可能です。
DSC(LD) 89×119mm 1,051×1,406 1:1.33 縦横比3:4の大きさでiPhoneなど多くのスマホで採用されている写真サイズです。L判よりも長辺が少しだけ短くなっています。
LW 89×133mm 1,051×1,571 1:1.49 縦横比が2:3のサイズで、デジタル一眼レフカメラでの標準的な大きさです。L判よりも長辺が長いことが特徴です
KG 102×152mm 1,205×1,795 1:1.49 はがきサイズとほぼ同じサイズで、海外では一般的な写真のサイズとされています。
2L判 127×178mm 1,500×2,102 1:1.4 L判の2倍のサイズで、集合写真やアートプリントなどにおすすめです。
6切 203×254mm 2,398×3,000 1:1.25 より広く印刷する時に適していて、成人式や七五三などの記念写真によく使われています。
4切

254×305mm

3,000×3,602 1:1.2 成人式や結婚式のポートレート写真などにも使われるビッグサイズ印刷。

※dpi:dots per inchの略で、写真の解像度(精細さ)を表す数値です。フルカラー印刷では300~350dpiがよく用いられます。

写真のL判サイズの特徴

写真のL判サイズの特徴

L判サイズは、具体的な大きさは「89×127mm」。一番多く使われている写真のサイズです。

フィルムカメラが主流の頃からL判サイズは使われてきました。そして今でもその名残の印刷サイズとして残っているものです。

そのため、お店で売られているフォトアルバムや写真立ての大きさもL判サイズが多く、今でも多くの人に選ばれるサイズとなっています。

用途としては、家族や友達とのスナップ写真から旅先での風景まで、多くの用途に対応できます。

印刷サイズに迷ったときは、L判サイズを選べば困ることはないでしょう。

身近な写真サイズ

身近な写真サイズ

「89×127mm」がL判サイズの大きさです、と言われても、なかなかイメージしづらいかもしれません。

身近な写真やモノのサイズと比較して、どれくらいの大きさなのか確認してみましょう。

比較してみると、L判サイズは運転免許証の写真よりは約3倍、クレジットカードよりも約1.5倍大きいことがわかります。L版サイズに一番近い大きさは、パスポートの冊子です。

はがきや文庫本に比べると、L判は一回り小さいので、参考にしてみてください。

身近な写真・モノ 大きさ
運転免許証の写真 24×30mm
マイナンバーカードの写真 35×45mm
クレジットカード 54×85.6mm
L判 89×127mm
パスポート 91×128mm
はがき 100×148mm
文庫本 105×148mm

L判とLサイズとの違い

L判とLサイズとの違い

「L判サイズとLサイズは何が違いますか?」

という質問もよくあります。

結論、L判サイズとLサイズには違いはなく、同じ89x127mmのサイズです。

従来の名残でL”判”と記載されることが多いです。ただ、”判”がつかない他の印刷サイズに合わせて、「L」「Lサイズ」と表記されることもあります。これは表記方法の違いで、実際の大きさに変わりはありません。

市販のアルバムで「Lサイズ」となっているときは、ほとんどがL判サイズを指しています。

写真のL判サイズは見切れる?

写真のL判サイズは見切れる?

次に、L判サイズのプリントで起こりがちなミスについて解説します。

L判サイズで写真を印刷する際、写真の一部が見切れてしまうことがしばしば起こります。

主なパターンは、下記のように元の写真データの縦横比の違うことによる見切れです。
• 縦横比3:4の写真は上下が少し見切れる
• 縦横比2:3の写真は左右が少し見切れる

せっかくプリントした写真が見切れてしまうことを避けるため、考慮すべきポイントをそれぞれ確認しましょう。

縦横比3:4の写真は上下が少し見切れる

撮影した写真データの縦横比が3:4の場合、L判サイズで印刷する際には上下が見切れる可能性があります。

スマートフォンで撮影した写真を、L判サイズで印刷した場合に起こりやすいミスです。

スマートフォンの多くは縦横比3:4の「DSC」というサイズを標準としています。

L判サイズの縦横比は5:7と異なるため、そのまま印刷しようとすると、写真の上下がはみ出して見切れてしまうのです。

このような場合は、印刷サイズを縦横比が3:4のDSCサイズにしてみましょう。

縦横比2:3の写真は左右が少し見切れる

縦横比2:3の写真データでは、L判サイズで印刷する際には左右が少し見切れてしまいます。

これは、フルサイズやAPS-Cサイズのデジタルカメラで撮影した写真の印刷で起こることがあります。

デジタルカメラでは縦横比2:3の「LW」サイズがよく使われています。

LWもL判の縦横比5:7と異なる縦横比なのです。そのため、LWサイズをL判サイズに合わせると、幅がわずかに大きすぎるのです。

そして、そのまま印刷した際には元の写真データの左右が見切れてしまいます。

このような場合は、縦横比2:3のLWサイズにすることで、解決するでしょう。

写真のL判サイズを見切れずに印刷するには?

写真のL判サイズを見切れずに印刷するには?

縦横比が3:4や2:3の写真データは、L判サイズで見切れずに印刷することはできないのでしょうか。

実は縦横比が異なる写真でも、見切れずにL判サイズで印刷することは可能です。

写真のL判サイズを見切れずに印刷する主な方法は以下の3つです。
• 縦横比5:7にトリミングする
• 縮小して印刷する
• フチあり印刷を選ぶ

3種類の方法を順番に解説していきます。

縦横比5:7にトリミングする

1つ目の方法は、写真の縦横比を5:7にトリミングすることです。

元の写真データが縦横比3:4や2:3の場合でも、L判サイズの縦横比5:7に合わせれば印刷できるようになります。

写真の重要な要素をカットしないように気をつけながら、縦横比5:7にトリミングしましょう。

トリミングは、スマートフォンの写真アプリやパソコンの画像編集ソフトで行えうことができます。

写真の縦横比を5:7にトリミングするだけで、L判サイズのプリントができるようになります。

縮小して印刷する

次の方法は、元の写真データのサイズを縮小することです。

写真の見切れは、元の写真データのサイズが大きすぎることで発生します。そのため、あらかじめサイズを縮小しておくことで、印刷してもきれいにL判サイズに収まります。

ただし、縮小すると写真の細部がぼやけてしまう可能性もあるため、注意が必要です。

プリントサービスのサイズ調整オプションや画像編集ソフトを利用すれば、L判サイズに合わせて縮小することができますよ。

フチあり印刷を選ぶ

最後の方法は、印刷のオプションの一つである「フチあり印刷」。

通常、写真の印刷では、用紙に余白ができないように端までいっぱいに印刷します。

フチあり印刷を利用すると、用紙の端に余白を作るために写真が少し小さく印刷されます。

そのため、元の写真が見切れることなく、全体をL判サイズに印刷できるのです。

余白ができることにこだわらない場合は、全体の雰囲気を損なわずに印刷できる「フチあり印刷」がおすすめです。

見切れを気にせず、写真の魅力を最大限に引き出しましょう。

写真のL判サイズをコンビニでプリントするメリット

写真のL判サイズをコンビニでプリントするメリット

写真の印刷サイズが決まったら、次はいよいよ印刷ですね。

今回は、コンビニプリントについてご紹介します。

その名の通り、コンビニに設置してある大型の印刷機を使って印刷する方法です。
コンビニでL判サイズの写真をプリントする下記の2点のメリットをご紹介します。
• いつでも印刷ができる
• スグに印刷できる

一つずつコンビニプリントのメリットを見ていきましょう。

いつでも印刷ができる

コンビニプリントの最大のメリットは、いつでも写真のプリントが可能な点です。

写真屋さんや印刷会社さんは営業時間が決まっていますが、コンビニならは24時間営業していますよね。

そのため、仕事終わりの遅い時間や急に印刷が必要になったときでも素早く対応できる利便性があります。

コンビニは店舗数も多くあるので、好きな時に好きな場所で手軽にプリントできるのもありがたいポイントです。

いつでもどこでも写真のプリントができることが、コンビニプリントのメリットです。

スグに印刷できる

コンビニプリントは、スグに印刷して写真を受け取れるというメリットもあります。

写真屋さんや印刷会社さんにプリントをお願いする場合、店頭受け取りでも数時間、郵送では数日の納期がかかることもあります。

一方でコンビニプリントでは、コンビニの印刷機で操作をすれば、その場でプリントが完了して、すぐスグに受け取れます。

スマホアプリを使ったり、USBメモリやSDカードにデータを保存して持ち込んだり、さまざまな方法を選べぶことができるので、急な印刷にも対応可能です。

必要なときに、コンビニの店頭で簡単に、すぐスグに印刷できるのは嬉しいポイントです。

写真のL判サイズをコンビニでプリントするデメリット

写真のL判サイズをコンビニでプリントするデメリット

コンビニプリントには、もちろんデメリットもあります。写真のL判サイズをコンビニでプリントするデメリットは下記の2点です。

デメリットについてもそれぞれご説明します。
• プリント方式に違いがある
• アプリが必要な場合がある

デメリットについてもそれぞれご説明します。

プリント方式に違いがある

デメリットの1つ目は、コンビニの印刷機は、写真屋さんや印刷会社さんとは異なるプリント方式を使っている点です。

多くのコンビニに置いてある印刷機は、「レーザープリンター」という種類の機械です。
レーザープリンターは、トナーと呼ばれる粉を吹きつけ、熱や圧力で溶かして紙に印刷しています。

一気にプリントするので、印刷速度が速早いのが特徴ですが、一方で色の鮮やかさや表現力は劣りってしまいます。

そのため、人の表情や風景を描写する写真プリントにおいては、あまり向いていないといえます。

アプリが必要な場合がある

もう一つのデメリットは、コンビニプリントでは、それぞれの専用アプリを利用する必要があることです。

スマホからプリントする場合、専用のアプリをインストールして写真データをアップロードすることになります。

また、コンビニごとに設置している複合機が違うので、違うコンビニを利用すると、アプリも違うものをインストールしなくてはならなくなります。

アプリが必要なだけではなく、操作方法もそれぞれ覚えないといけないので、機械に不慣れな人にはおすすめできません。

写真のL判サイズで思い出を残しましょう

写真のL判サイズで思い出を残しましょう

写真のL判サイズは、その扱いやすさや多様な利用シーンから、思い出を残すための理想的なサイズの一つです。

コンビニプリントサービスを利用することで、手軽にプリントすることができます。

また、せっかく素敵な思い出を美しく形に残すのであれば、よりきれいにプリントできる印刷会社さんに頼むのもよ良いでしょう。

東京カラー印刷通販なら、ネットから簡単に注文ができ、激安・格安ながら高品質のプリントが可能です。

楽しい思い出や大切な瞬間をいつでも楽しむために、L判サイズで写真プリントをしてみませんか。






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