とある結婚情報サイトのアンケートによると、結婚報告はがきや報告を兼ねた年賀状を出したという人は全体の62.5%。[注1]
SNSなどが発達した昨今でも、人生の一大イベントである結婚の報告は手元に残る結婚報告はがきで、と言う方が半数以上という結果になりました。
そこで今回は結婚報告はがきのスタンダードな書き方やルールをご説明します。
[注1]マイナビウエディング:結婚報告のハガキor年賀状は出す?出さない?
https://wedding.mynavi.jp/contents/questionary/2016/11/sns/
結婚報告のはがきは挙式(入籍)後1~2ヶ月以内に
結婚報告はがきとは、名前の通り結婚を報告するはがきで、これからも変わらないお付き合いをお願いすると同時に二人のことを温かく見守ってくださいという意味を込めて送る、日本ならではの大切な習慣です。
結婚報告はがきを出すタイミングは、挙式もしくは入籍後、1ヶ月から2ヶ月以内に出すのが一般的なルールとなります。
ただし、10月から12月の間に入籍をした場合は、年賀状と結婚報告はがきを兼用することもあります。
結婚報告のはがきは日頃お付き合いのある方に
結婚報告はがきは、親戚と友人、会社の上司や同僚、先輩、お世話になっている人など日頃お付き合いのある方に送るのが一般的です。
冠婚葬祭でも顔を合わせることがない親戚や疎遠になっている同級生などに送ると、お祝いの催促かと思われることもあるので気をつけましょう。
結婚報告のはがきに記載するべき項目
ここでは、スタンダードな結婚報告のはがきに書くべき項目をご紹介します。
挨拶
結婚報告という特別なはがきであっても挨拶は必須です。季語を交えながら、丁寧な挨拶を書きましょう。
結婚式に参列していただいた方には、お礼も添えてください。
結婚のお知らせ
結婚したこと、入籍をした日にちの報告、新居への引越しがある場合はそのお知らせなどを記載します。
今後の抱負
二人でどのような家庭を築きたいかなど、今後の抱負を簡潔にまとめ、今後もよろしくお願いしますなどの文言で締めの挨拶としましょう。
住所
結婚報告はがきを送るときとその後の住所が変わる場合は、新住所と旧住所の両方を記載しましょう。
引越しをしない場合でも、きちんと現住所を記載するのが礼儀です。
二人の名前
女性でも男性でも、入籍によって苗字が変わっている方は必ず旧姓も記載しましょう。
結婚報告のはがきの例
結婚報告はがきの内容は、大きく分けると報告とお礼の2酒類になります。
結婚式の招待客と招待していない人、どちらにも同じはがきを送る場合は報告、招待客やお祝いを頂いた人に分けて出す場合は、感謝の言葉も添えた内容にしましょう。
それぞれ文例をご紹介します。
報告の場合
「このたび〇月〇日に結婚式を挙げました。なにかと至らぬ二人ではございますが、力を合わせて努力していきますので、今後ともお力添えのほどよろしくお願い申し上げます」「〇月〇日に結婚しました。二人で力を合わせ、楽しく明るい家庭を築いていきたいと思います。お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。」など
お礼の場合
「先日は、結婚式にお越しいただき、ありがとうございました。皆さまの温かい祝福を心より感謝しています。二人で力を合わせて頑張ってまいります。今後共よろしくお願いいたします」
「お忙しい中、結婚式にお越しいただき、ありがとうございました。素晴らしい一日を過ごせましたこと、心から感謝しております。これからは、二人で協力し合って温かく幸せな家庭を築いていきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします」など
身内に不幸があった場合は喪が明ける四十九日以降に
万が一、結婚報告はがきを送るタイミングの時期に新郎新婦の身内に不幸があった場合は、喪が明ける四十九日まで送らないのが基本です。
年末に不幸があった場合は、すぐに喪中はがきを送り、結婚報告はがきを送るのは控えましょう。
もちろん送ってはいけないというものではないので、四十九日が過ぎて落ち着いたら、もしくは立春などに寒中見舞いと一緒に報告するという形で送りましょう。
ただし、地域のしきたりや家系によっては対応が異なることもあるため、出すタイミングなどは家族に相談するのがベストです。
結婚報告はがきで二人の絆を深めましょう
結婚報告はがきを作るのは、文面を考えたり、送る方のリストを作ったりと少し大変な作業になるかもしれません。
しかし、新婚生活が落ち着いた頃に出す結婚報告はがきは、結婚式や入籍をしたときの感動や喜びを改めて噛み締めるツールにもなってくれます。
一生共に過ごしたいと思った気持ちを二人で思い出すことで、さらに絆を深めるきっかけにもなるので、儀礼的ではなく心を込めて、送られた方も幸せな気分になれるような素敵な結婚報告はがきを作りましょう。