はがきやポストカードにはさまざまなサイズや種類があります。
この記事では、通常はがき・ポストカードのサイズ、郵便料金や用途を紹介していきます。
また、意外と知らないはがきとポストカードの違いも合わせて紹介します。
インターネットが発達して、はがきを受け取る機会が減った現代だからこそ、はがきを使うことで、送った人に良い印象を持ってもらいやすいです。
最後までお読みいただければ、はがきを有効に使えるようになるでしょう。
はがきのサイズについて知りたい人は、ぜひ参考にしてください。
- 通常はがき・ポストカードのサイズ・郵便料金・用途一覧 >はがきは1枚100円で世界中に送れる
- その他はがきの種類と大きさ >大判はがき
- 余談:通常はがきとして出せるサイズの最大値 >オリジナルのハガキを注文するメリット
- まとめ:はがきのサイズを覚えて正しく発注しよう
>はがきとポストカードの違い
>往復はがき
>四面連刷はがき
>国際郵便はがき
>>自分の好みに合わせてデザインができる
>>自分の好きな用紙を選べる
>>受け取った相手の印象に残りやすい
>オリジナルのはがきを自作する際の注意点
>>「郵便はがき」や「POST CARD」の表記を入れる
>>大きさは100×148mm、重さは2g~6gにする
>オリジナルのはがきを自作するときの発注先の選び方
>>いい印刷機を使っている
>>少部数から発注ができる
>>選べる用紙の種類が多い
通常はがき・ポストカードのサイズ・郵便料金・用途一覧
一般的なはがき・ポストカードのサイズは100×148mmです。年賀状などで、よく見かける裏面が無地のはがきのことを指します。はがきは「第二種郵便物」とも呼ばれていります。
通常はがきは年賀状の他にも、暑中お見舞いや懸賞などさまざま様々な用途で使用される、もっともメジャーなサイズです。
通常はがきは既に切手が印刷されており、切手を貼らずにそのまま送ることができます。切手を貼らずに送れるはがきを「官製はがき」と呼び、切手を貼って送るはがきを「私製はがき」と呼びます。
通常はがきには「ヤマユリ」、インクジェット紙に「ヤマザクラ」、喪中欠礼には「胡蝶蘭」などが、それぞれの用途に合わせてデザインされているのも特徴です。
サイズは同じでも用途によって郵便料金が違ってくるため、分かりやすく一覧にまとめてみました。通常はがきの郵送の際に、参考にしてみてください。
名称 | サイズ(ミリ) | 郵便料金 | 用途 |
通常はがき (官製はがき) |
100×148 | 63円 | 懸賞、喪中のお知らせなど、幅広く使える。 |
年賀はがき | 100×148 | 63円 | 年賀状で利用する。 |
かもめーる | 100×148 | 63円 | 暑中見舞い、残暑見舞いに使う。 |
絵入りはがき | 100×148 | 約70円 | 裏面に風景やキャラクターの絵を入れて送れるはがき。 |
インクジェットはがき | 100×148 | 63円 | インクジェットプリンタで印刷したい場合に利用する。 |
エコーはがき | 100×148 | 58円 | 広告付きでもいいから安く送りたい。広告が「やまびこ」のように広がるようにという意味が込められている。 |
くぼみ入りはがき | 100×148 | 63円 | はがきに凹凸がある。目が不自由な方に配慮したい場合に利用する。 |
はがきは1枚100円で世界中に送れる
意外と知られていませんが、はがきは安い値段で世界中に送ることができます。90〜120m×140〜230.5mmまでのサイズなら、郵便料金は以下のとおりです。
• 航空便の場合 1枚あたり100円
• 船便の場合 1枚あたり90円
100円以下で海外にはがきを送るのは、とても良心的な価格設定です。
海外に友人や家族がいる人は、たまには、はがきを送ってみてもいいでしょう。
年賀状の場合は、通常の年賀状((63円))に37円分の切手を貼ることで、海外に送れます。ただし、宛先を英語や現地の言葉で記載する必要があります。
EメールやSNSのDMが発達している現代ですが、日本から年賀状が届けば、海外に住む友人もきっと喜んでくれるでしょう。
はがきとポストカードの違い
一緒にされやすいですが、はがきとポストカードには違いがあります。
はがきは、切手を貼らずに送れるはがきを「官製はがき」を指すことが多く、ポストカードは切手を貼って送るはがきの「私製はがき」を指すことが多いです。
はがきと同じ100×148mmのサイズであれば、ポストカードも63円で送ることが可能です。なお、美術館などで売られている正方形ポストカード((140×140mm))は、通常のはがきよりも大きいため、郵便料金が120円になります。
郵便料金が変わることがあるので、はがきとポストカードの違いは覚えておきましょう。
その他はがきの種類と大きさ
通常はがきの他には、「大判はがき」や「往復はがき」などがあります。
ダイレクトメールやクラス会の出席の際などに用いられ、通常はがきとはサイズも郵便料金も変わってくるため、送る際は注意が必要です。
それぞれのはがきの、サイズや特徴を分かりやすく紹介していきます。
大判はがき
通常はがきのサイズが100×148mmなのに対し、大判ハガキは封書の最大サイズである120×235mmまで、定型郵便物(第一種郵便物)として郵送することができます。
郵送料は82円と通常はがきよりも高くなりますが、目的によって大判はがきで送ることは多くのメリットがあるのです。
例えばダイレクトメールなどを送る場合、通常はがきだとポストに投函された他のはがき類と混ざって見てもらえないリスクがあります。
大判はがきであれば大きさも他の郵便物より目立ち、インパクトがあるため、一目見れば伝えたい情報が伝わります。
また封書ではないため、封を開ける前に捨てられてしまうということもなく、確実にアピールしたい情報を伝える手段としても有効です。
往復はがき
往復はがきとは、往信用はがきと返信用はがきがつな、繋がっているはがきのことをい言います。
往復はがきのサイズは148×200mmで、郵便料は通常はがきの倍の126円です。
送る際は宛名が表になるよう二つに折って送り、返信の際は返信用のはがき部分を切り取り、送り返します。
往復はがきは、同窓会や結婚式など各種会合の出席確認を兼ねて送付されるケースが多いです。
なお、返信用はがきに返信先の住所や宛名などを記載しておけば、はがきを受け取った人は返信用のはがきに出欠を記載し、そのまま送り返すことができるので、放置せず送り返してもらえる可能性が高くなります。
なお、通常はがきの重さは2g~6gですが、往復はがきの重さは4g~12gです。
四面連刷はがき
一気に印刷ができる四面連刷はがきというものもあります。四面連刷はがきは、4枚のはがきが田形に組み合わさっており、大量にはがきを印刷したい場合に便利です。
送る際は、通常はがきのサイズ((100×148))に切って送ります。郵便料金は63円です。
国際郵便はがき
国際郵便はがきは、2023年9月30日まで発売されていたはがきです。国際郵便はがきは、郵便料金70円で海外にも送れるはがきでした
現在は、以下の手数料で切手に交換が可能です。
• 99枚まで1枚につき5円
• 100以上1枚につき10円
余談:通常はがきとして出せるサイズの最大値
通常はがきの郵便料金63円として出せる最大サイズは、107×154mm(重量/2~6g)です。
このサイズの規定を超えてしまう場合は第一種郵便物((手紙))の扱いとなり、料金が高くなってしまう可能性があります。
また形も長方形以外の形((2mm以内の切り込み、角丸加工はOK))であったり、穴が空いていたりする((規定箇所であれば8mm以内の円形穴1箇所のみOK))場合は、サイズが規定内であっても定型外郵便扱いとなってしまうため注意が必要です。
通常はがきを送りたいときは、規定をしっかり把握しながら送付することが大切です。
オリジナルのハガキを注文するメリット
オリジナルのハガキを注文するメリットは、主に以下の3つです。
• 自分の好みに合わせてデザインができる
• 自分の好きな用紙を選べる
• 受け取った相手の印象に残りやすい
それぞれ解説していきます。
自分の好みに合わせてデザインができる
オリジナルのはがきなら、自分の好みに応じてデザインを選べます。旅先の風景、家族の写真や自分が描いたイラストなど、世界で自分だけのはがきを作ることが可能です。
オリジナルのはがきなら、友人、家族や仕事関係の人に送るのが楽しくなるでしょう。
自分の好きな用紙を選べる
オリジナルのはがきなら、デザインに加えて自分の好きな用紙も選択できます。高級感のある用紙を選んだり、質感のいい用紙を選んだりできます。
同じデザインでも自分の好きな用紙を選ぶことで、愛着が湧くでしょう。
受け取った相手の印象に残りやすい
電子メールやSNSのDMが発達した現代は、はがきを受け取る機会が昔に比べて減りました。なので、はがきを受け取った相手は印象に残りやすいでしょう。
さらに、自分で用意したオリジナルのはがきなら、受け取った相手はより喜ぶでしょう。
オリジナルのはがきを自作する際の注意点
オリジナルのはがきを自作する際の注意点には以下の2つがあります。
• 「郵便はがき」や「POST CARD」の表記を入れる
• 大きさは100×148mm、重さは2g~6gにする
覚えておかないと、せっかくオリジナルのはがきを注文しても「使いにくい」と感じる恐れがあります。後悔しないためにも、それぞれ覚えておくことがおすすめです。
「郵便はがき」や「POST CARD」の表記を入れる
はがきの表面に「郵便はがき」や「POST CARD」の表記を入れておきましょう。
この表記がないと、第一種定形郵便として扱われるので、郵便料金が高くなります。
大量の枚数を送る場合、はがきの郵便料金を抑えたい場合は特に注意が必要です。
大きさは100×148mm、重さは2g~6gにする
大きさは100×148mm、重さも2g~6gにしておければ、通常はがきと同じく63円の郵便料金で送ることが可能です。オリジナルのはがきを発注する際には、大きさが100×148mmかをチェックしておくとよいでしょう。
なお、63円で送れるはがきのサイズは90〜107mm×140〜154mmです。ただですが、ややこしいので、100×148mmで製作しておくのが間違いないです。
他にも、はがきの表紙は「白色や淡色にしなければならない」など、はがきに関する規定がはあります。詳しくは、日本郵便株式会社が発表用している内国郵便約款の「(私製葉書の規格及び様式)※リンク先のPDFの8ページ目」に規定されています。オリジナルのはがきを注文する前に確認しておいてもよいでしょう。
オリジナルのはがきを自作するときの発注先の選び方
オリジナルのはがきを自作するときの発注先の選び方は、以下のとおりです。
• いい印刷機を使っている
• 少部数から発注ができる
• 選べる用紙の種類が多い
それぞれ解説していきます。
いい印刷機を使っている
いい印刷機を使っている会社に発注をすることで、高品質なはがきが完成しやすいです。
おすすめはオンデマンド印刷機を使っている会社です。会社や家庭のプリンターに比べて、高品質なはがきの印刷が可能です。
少部数から発注ができる
少部数から発注ができる会社であれば、注文がしやすいです。
最低の発注数が100部の会社では、はがきが使い切れずに余ってしまうかもしれません。10部から発注できる会社なら、はがきが余る可能性が低いので、便利です。
発注先を決めるときは、何部から発注ができるのか確認しておきましょう。
選べる用紙の種類が多い
はがきの印刷ができる用紙の種類を確認しておきましょう。
10種類以上の用紙から選べると自分のイメージに近い用紙を選べるでしょう。
発注前にどの用紙が選べるのかチェックしておくのがおすすめです。
まとめ:はがきのサイズを覚えて正しく発注しよう
はがきは電子メールとは違って、まだまだ人の温もりを感じることができる伝達手段として重宝されています。
通常はがき、大判ハガキ、往復ハガキなど自分の思う通りの伝達をするには、それぞれのサイズに気を配る必要があります。
間違ったはがきの種類や料金になってしまわないよう、今回の記事を参考にはがきのサイズを覚えて正しい発注をしましょう。
はがきの印刷の発注は、顧客満足度No,1の東京カラーがおすすめです。最新鋭のオンデマンド印刷機を使っているので、会社や家庭用のプリンターとは一味違う高品質な仕上がりです。
また、10種類以上の用紙から自分の好きな紙を選べます。採用部数は10部からなので、少量から注文ができます。また、100,000部以上の大量印刷も可能です。
ご依頼はこちらのページから可能です。はがきの印刷に興味がある人は、まずはお気軽にお問い合わせください。
ぜひ自分の好みのオリジナルはがきを作ってみてはいかがでしょう。自分だけのオリジナルのはがきができあがった瞬間は嬉しいですが、はがきを受け取った相手もきっと嬉しい気持ちになってくれるでしょう。