サテン金藤とは?最高級の印刷用紙、サテン金藤の特徴や用途を詳しく紹介!

印刷用紙と一言でいっても、紙の種類はさまざまです。

塗料の乗り具合や光沢、手触りなど紙の種類によってその製品の印象はかなり違ってきます。

この記事では、高級印刷用紙として使用されているサテン金藤について詳しく紹介していきます。

サテン金藤とは?読み方は?最高級の印刷用紙

サテン金藤は「さてんきんふじ」と読み、王子製紙株式会社が発売している紙の銘柄名です。

印刷用紙には様々な種類がありますが、その中でもサテン金藤は滑らかでしっとりとした手触りが特徴の最高級ダル系マットコート紙です。

高級な風合いを出したい時や、アート関連の印刷をする際に最適です。

サテン金藤の特徴

サテン金藤はダル系マットコート紙に分類され、ダル系とは紙面の白色部分の光沢を抑えられた用紙です。

インクが塗られた印刷面は光沢がでるような特徴があるため、印刷されていない部分と比べると文字や画像の鮮やかさが際立ちます。

ツヤ消し加工がされるマット調と、紙面上に光沢感があるコート調との二つの特徴を両立させたマットコート紙により独特な風合いを可能にしました。

サテン金藤は高級印紙

印刷用紙はいくつかの種類に分けられており、サテン金藤はその中でも最高級の上質紙として位置づけられています。

紙の種類は紙の原料として使用されている、化学パルプと砕木パルプの割合でランクが付けられます。

化学パルプの割合が高い程高級紙とされ、砕木パルプの割合が高くなるほど新聞紙などの下級紙に用いられます。

サテン金藤は高級印紙

ダル系マット紙、コート紙との違いは?

ダル系マット紙は、上質紙をベースにマット系の塗料が塗られた紙のことを言います。
印刷されていない部分の光沢を抑え、印刷部分の光沢を際立たせることができます。

コート紙とは上質紙をベースにグロス系の塗料が塗られた紙のことを言います。
光沢があり紙の凸凹を表す「平滑度」が高いため滑らかで、印刷の彩度も高く印刷することが可能です。

サテン金藤の価格

サテン金藤の価格はサイズや厚さなどで様々ですが、今回は一つの例としてA4サイズの価格を参考にしてみてください。

連量(厚さ) 紙厚 入り数 金額(円)
90kg 0.10mm 2250枚 \5,625
110kg 0.11mm 2250枚 \6,525
135kg 0.15mm 2250枚 \7,875
150kg 0.17mm 2250枚 \8,775
160kg 0.19mm 1125枚 \5,175
180kg 0.22mm 1125枚 \5,625

※ある規定の寸法に仕上げられた紙1,000枚のことを1連と呼び、連量とは1連の紙の重量のことを指します。
※「紙アラカルトe紙季彩」参照:http://www.niwa-p.co.jp/shop/art-saten/index.html

サテン金藤はどんな製品におすすめか?

サテン金藤はその特徴から、高級感を出したい商品のカタログや印刷物に向いています。

例えば宝石や高級自動車のパンフレット、その滑らかな手触りから名刺やポストカードなどにも使用されることが多いです。

その他にも大切なお客様を招待するイベントで贈られる冊子や、記念品としての卓上カレンダーなどにもおすすめ。

サテン金藤以外の高級感のある紙

高級感のある紙の種類はサテン金藤だけではありません。
「高級感」というイメージには多くのバリエーションがあるため、今回はサテン金藤とはまた違った高級用紙についていくつかご紹介していきます。

ヴァンヌーボ

ヴァンヌーボはデザイナー・建築家である矢萩喜従郎氏の監修のもと1994年に誕生した高級紙です。

紙の風合いと印刷再現性という反する性質を両立させた代表的な印刷用紙と言えます。

空気を多く含んでいることから、軽さとかさ高な特徴をもち、分厚くても軽い書籍をつくることができます。

アラベール

アラベールは1989年に発売が開始され、紙面上には塗工されておらず、画用紙のような紙本来の手触りが特徴です。

素朴な風合いを持ちながら、高級感でボリューム感を持つアラベールはデザイナーの中でも人気の高い高級紙です。

NTラシャ

日本のファインペーパー(紙そのものが持つ魅力を最大限活かした紙)として1949年から長く愛され続けている高級紙。

名前の由来の羅紗(らしゃ:厚手の起毛毛織物)のような温かさが特徴です。

カラーも豊富で原色から淡色まで100種類を超えるバリエーションはクリエーターなどのユーザーに愛される理由の一つです。

レザック

レザックとは「レザーライク」から名付けた造語であり、その名のとおりカーフ(仔牛の皮)の皮しぼ模様が特徴で、暖かみがある高級紙です。

タント

1987年に発売されたタントはイタリア語で「tanto:たくさんの」という意味の通りに、200種類のカラーバリエーションを持つ高級紙です。

さりげない質感がエンボス加工によって醸し出され、色の魅力を際立たせています。

まとめ:サテン金藤で高級感のある印刷物を作ろう

紙の風合いや、光沢具合などによって印刷物の印象は違ってきます。

高級感のある印刷物を造りたいという時にはサテン金藤が適しており、高級感のあるパンフレット、名刺やポストカードなどを作りたい場合はぜひサテン金藤を利用してみてください。

大事なお客様や友人などに喜ばれる印刷物が作れるはずです。