チラシやパンフレット、年賀状、挨拶状など、大量に印刷したいときに印刷専門業者を利用すると、便利な反面コストがかかってしまいます。
ここでは、印刷代を少しでも安くする方法をわかりやすくご紹介しています。
印刷を依頼する際にかかる代表的な費用は
デザイン料・印刷代・配送料
印刷を業者に依頼する場合、一般的には以下のような費用が発生します。
デザイン料
自分でデータを作成出来る場合は不要ですが、デザインやデータ作成ができない場合はデザイン料がかかりますし、データ形式によっては変換のための料金もかかります。
用紙・印刷代
パンフレットなど冊子の場合は製本作業代金がプラスされますし、特殊な紙やインクを使ったり加工したりする場合は費用が高くなります。
配送料
送料無料の業者もあれば、配送地域や印刷料金によって送料が変わる業者もあります。短期納品の場合は料金が加算されることが一般的です。
印刷費用を安くするための5つの方法
広告媒体やパンフレットなど多くの人が目にする印刷物は、ぼやけやヨレがなく、綺麗なものを作るのが鉄則ですが、いくらプロ仕上げであってもコストがかかりすぎるのは避けたいところです。
ここでは、質をなるべく落とさずに印刷費用を安くする方法を5つご紹介します。
方法1. デザインデータを自分で作成する
印刷費用の内訳で、比較的大きなウエイトを占めるのがデザイン料です。
印刷物の内容によってデザイン料は異なりますが、基本的にはデザインする量が多ければ多いほど費用は高くなります。
この部分を自分で作成することでコストをかなり押さえられます。
方法2. 情報量を整理して仕上がりサイズを小さくする
データの作成は難しい、印刷の仕上がりの品質も確保したい、という場合はサイズを見直してみましょう。通常サイズが小さいほど費用は安くなります。
サイズが小さくなると、目立たないので手にとってもらえない、情報量を減らさなくてはいけないと思うかもしれませんが、印刷物はただ大きければ良い、情報量がたくさん記載されていれば良いというものではありません。
印刷物の種類によっては、小さい方が受け取りやすく情報も見やすく整理できますよ。
方法3. 紙質の費用対効果を考えて紙のランクを落とす
紙質を見直すことでもコストダウンが可能です。
紙質がよければ高級感が出ますし破れにくくなりますが、質が良く特殊加工されているものほど高額になります。
上質な紙を使う必要が本当にあるのかは印刷物によって異なります。
高級商品のカタログでない限り、紙質の良し悪しは告知内容に影響しません。
紙のランクを1つ落とすだけでも料金は変わるので、内容や用途に適しているかを再度検討してみてください。
方法4. 特急料金を使わないように納期には余裕を持たせる
ほとんどの印刷業者では短期納品に対応する特急料金を設定しています。
利用すれば2日から3日で納品してもらえるのでとても便利ですが、その分高額な費用がかかってしまいます。
納期指定がなければ割増料金はかかりませんから、余裕を持って注文することも安くする方法になります。
方法5. 少ない部数はオンデマンド印刷がお得!部数により印刷方法を選ぶ
印刷方法には、オンデマンド印刷とオフセット印刷の2種類があります。
オンデマンド印刷は、製版をつくらずに印刷する方法なので少ない部数の場合は、低価格で印刷できます。
オフセット印刷は、部数が多いほど安くなる印刷方法です。
ページ数などによって適した印刷方法は異なりますが、冊子を100冊印刷する場合、オンデマンド印刷の方がオフセット印刷より1万円以上安くなるケースが多いです。
オフセット印刷の方が精緻な仕上がりですが、こだわる必要がない場合は、注文する部数で印刷方法を変えるのがおすすめです。
大量印刷はやっぱり印刷会社に依頼したほうが安い?
結論からいうと、大量印刷は印刷会社に依頼した方が安上がりです。
印刷会社は枚数に合わせて適切な印刷ができる専用の機械を持っていますから、大量印刷でもスピーディかつ低コストで行うことができます。
自分でやった方が安いイメージがあるかもしれませんが、用紙代やインク代、印刷にかかる手間暇をトータル的に考えると、大量印刷のフローが出来上がっている印刷会社の方が格段にコストパフォーマンスが高いです。
また、割引サービスやキャンペーンを適用すれば、さらに安く印刷できる場合もあります。こちらもぜひチェックして、お得に印刷会社を利用してみましょう。
ひと手間をかけて印刷コストを削減しましょう
印刷コストはちょっとしたひと手間で削減できます。
急いでいるとつい適当な業者に頼んでしまいがちですが、依頼方法や業者の選び方でも印刷代は大きく変わります。ぜひ安くなる方法を実践してみてください。