【紙媒体VS電子書籍】紙媒体と電子書籍のメリット・デメリットとは?

更新日:2021年05月21日 公開日:2021年05月21日
紙媒体と電子書籍のメリット

出版不況と言われ、書籍や情報誌の売上は右肩下がりの状態が続いています。
一方、電子媒体の利用者は右肩上がりで、ネット広告に移行するスポンサーが増え続けています。

こういった状況だけを見れば、電子媒体を取り入れた方が利便性が高いように思えるかもしれません。 しかし、紙媒体にも電子書籍にもそれぞれにメリットとデメリットがあります。
ここでは両者のメリット・デメリットを比較していますので、書籍を取り入れるときの参考にしてください。

繰り返し読んで記憶に残りやすい「紙媒体」

紙媒体は、紙に情報が印刷されているもので、新聞や雑誌、書籍、チラシなどが分類されます。

紙媒体の3つのメリット

ここでは紙媒体のメリットをご紹介します。

メリット1:たくさんの人の目を通っているので情報が正確

紙媒体は、ライターが書いた記事を校正担当や編集者、発行責任者などたくさんの人の目を通った上で発行されることが特徴です。
その理由は、発行すると簡単には修正できないからですが、これが正確な情報を伝えられるというメリットになります。

メリット2:保管しやすく繰り返し読みやすい

物理的に手元に残る紙媒体は保管がしやすいというメリットもあります。例えば数十年経過していたとしても、本棚に置いておけばいつでも手に取れますし、紙媒体なら電源がなくても好きな時に読めます。

メリット3:インプットしやすく記憶に定着しやすい

紙媒体なら覚えたい部分に線を引いたり書き込みができたりするので、インプットしやすいというメリットがあります。
ただ文字を流し読みするだけではなく、使い方を自己流にカスタマイズできるのも紙媒体ならでは。

紙媒体の3つのデメリット

ここでは、紙媒体のデメリットをご紹介します。

デメリット1:情報にタイムラグがある

紙媒体は、発行するまでに時間がかかるため、リアルタイムの情報が発信できないことがあります。
また、発行されるとすぐに修正できないので、情報が古くなってしまいがち。
情報のタイムラグや更新ができないのは、紙媒体の大きなデメリットです。

デメリット2:かさばる・重量がある

紙媒体は家に保管しておく分には気になりませんが、かさばりますし重たいので、持ち歩きにはとても不便です。
大量の資料やカタログ本、文庫本などが入ったカバンは本当に重たく、移動の邪魔にもなってしまいます。

デメリット3:情報量に上限がある

紙媒体はページの大きさも数も決まっているので、膨大な量の情報があってもすべてを載せることはできません。
そのため、情報量が制限されてしまうのはもちろん、編集者のセンスによって与えられる情報が変わってしまうことも。

こんな人に向いています!

電源不要で、好きなページをいつでも読めるメリットがある紙媒体は、繰り返し本を読んだり書き込んだりしたい人に向いています。
またどんなに便利でも、デジタル化されている書籍に抵抗がある人にも向いているでしょう。

持ち運びやすく手軽に情報を引き出せる「電子書籍」

電子書籍は、小説や漫画、雑誌を電子データに変換し、電子機器のディスプレイ上で読めるようになっている書籍です。
商品によっては、デジタルブックやEブックと呼ばれるものもあります。

電子書籍の3つのメリット

ここでは、電子書籍のメリットをご紹介します。

メリット1:大量の情報を手軽に持ち歩ける

電子書籍はタブレット端末やスマホで読むことができます。
大量の書籍を持ち歩かなくても電子書籍を表示できる機器さえあればすぐに情報を引き出せますし、長編小説でも手軽に読めるのは一番のメリットです。

メリット2:本を読み始めるまでの時間を省ける

本を本屋に買いに行くと時間がかかりますし、ネットで取り寄せると数日かかります。一方、電子書籍の場合は気になったらその場で読めるので読み始めるまでの時間を大きく短縮できるというメリットがあります。

メリット3:「読み放題」で書籍を楽しめる

新しく導入されているシステムの一つに、「読み放題」というサービスがあります。漫画や書籍、雑誌などの「読み放題サービス」に加入すれば、低価格で好きなだけ書籍を選んで読めるので、紙媒体よりもコストを抑えることが可能です。

電子書籍の3つのデメリット

ここでは、電子書籍のデメリットをご紹介します。

デメリット1:目への負担が大きい

一般的なタブレットやスマホは、ブルーライトが発生しています。
ブルーライトを見続けるということは、懐中電灯の光を見続けるのと同じぐらいの負担がかかるため、視力の低下や眼睛疲労の原因になります。

デメリット2:充電が切れると読めなくなる

どんなに便利であっても、電子書籍はバッテリーがなくては読めません。
バッテリーが切れてしまったら充電が必要です。充電ツールを持ち歩くとなるとそれなりにかさばってしまいます。

デメリット3:確実な保管が難しい

電子書籍は購入すれば端末に保管できますが、サーバーに何らかのトラブルがあるとスムーズに読めなくなってしまいます。
また、どのサイトで購入した本だったか忘れてしまったり、サイトを退会してしまったりすると、過去に購入した電子書籍にアクセスできなくなることもあります。

こんな人に向いています!

紙媒体を保管する場所がない人や、外出先で手軽に情報を引き出したいという人には電子書籍が向いています。

うまく使い分けて取り入れましょう!

ここ数年で電子書籍は大きく増えましたが、紙媒体にも魅力やメリットはあります。
電子媒体か紙媒体か、どちらか1つに決めるのではなく、大事にしたいものは紙媒体、持ち歩きたいものは電子書籍など特性をうまく使い分けて、書籍に対する快適な向き合い方を見つけてください。






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