いざチラシを作りたいと言っても、どのように作ればよいのでしょう。
プロのデザイナーに依頼するのも手ですが、なるべく費用を抑えて自分達で作りたい時、指針となる手順が必要になってきます。
こちらのコラムではなるべく簡単に自分達で出来るチラシ作りの手順をご紹介いたします。
チラシ作りの手順は?
まず最初に思うのが、チラシ作りのとっかかりです。「何から始めればいいの?」
以下は最もポピュラーかつ王道のチラシ作りの手順になります。
1.企画
2.準備(情報整理、写真やイラストなど素材の用意)
3.レイアウト作成
4.チラシデータの作成
5.チラシの印刷
1.企画(チラシで伝えたい内容を明確にする)
ステップ1は、「目的」「ターゲット」を明確にする事、そして伝えたい「内容」と「情報」の整理です。
チラシを作るには目的がありますよね。例えば「お店をオープンするタイミングでお客さんを集めたい」。この目的を達成するための「チラシ作り」になるので、目的はしっかり持っておきましょう。
また、もう一つ明確にしておきたいのは「ターゲット」です。
チラシ作成に必要な「誰に来てほしいか」は、お店を開く時にも考えなければならない必須項目と言えます。
ターゲットが決まればお店の「カラー」も決まってきます。お店の雰囲気や理想としているイメージをチラシに落とし込みましょう。
具体的にチラシ作成の軸を考えましょう。重要と言われているのが「5W1H」です。一度は聞いたことある方いらっしゃると思いますが、この「5W1H」を使って考えていくと明確に伝えるべき内容が整理出来ると思います。
【 5W1Hとは? 】
・When(いつ)
・Where(どこで)
・Who(誰が)
・What(何を)
・Why(なぜ)
・How(どのように)
↓
具体的に当てはめてみましょう。
・When(いつ) 3月下旬
・Where(どこで) お店の場所
・Who(誰が) 20代~30代女性
・What(何を) カフェオープンのお知らせ
・Why(なぜ) 近隣の方にお店を知ってもらいたい
・How(どのように) オープン記念割引チラシを駅前で配る
こうすると、チラシにどんな情報を盛り込めばよいか明確になってきますね。
2.準備(情報整理、写真やイラストなど素材の用意)
何をやるべきか決まったら、チラシに盛り込む情報、素材を準備しましょう。
・タイトル文。一番伝えたい内容をタイトルにしましょう。
・お店であれば、場所を分かりやすく記した地図が必要になります。
・お店の外観やメニューの写真。またはイラスト。
・オープン時の割引は何パーセントか。期間は。
・イチオシメニューは何か。
・お店の紹介文。
また、もう一つ明確でなければならないのが、ここではお店のコンセプトや方向性です。お店を作る段階で定まっていなければ早めに決めておきましょう。
ターゲットが20代~30代女性という事を考えればある程度方向性が見えてきますが、あとは「コンセプト」によりチラシの見せ方も変えた方がよいでしょう。
コンセプトの考え方の例では「かわいい」「格好いい」や、「家庭的」「スタイリッシュ」など、その方向性により、チラシに使う素材、地図などはスタイリッシュに見せるのか手描き風にするのか、などがあります。お店の雰囲気や理想としているイメージをチラシに落とし込むよう考えながら素材を準備しましょう。
自分で写真やイラストが描けなくても、商業利用が可能な無料素材を提供しているサイトもあり、手軽で簡単に素材が手に入ります。最近はかなり細かなニーズにも対応しているサイトもあるのでチェックしてみましょう。
3.レイアウト作成
次はチラシデザインの骨組みとも言える「レイアウト」です。
普段なかなかレイアウトに目を向けて考える事はないですが、実は結構重要なポイントになります。
極端な例ですが、情報説明が全て同じ文字サイズで構成されているチラシと、タイトルや情報を分けて配置するだけでは全く見やすさが変わってきます。また、いくら格好いいフォントや写真を使っても見づらくては人は読む気も起きません。
重要なのは「見やすさ」です。
レイアウトは、まずは手書きで何パターンか書いてみるのが良いでしょう。元からパソコンに向かってレイアウトを考えるのは、慣れていれば簡単かもしれませんが、慣れていない場合は手書きの方がスムーズに出来ると思います。レイアウトやラフまで手書きでスケッチする方法は今だにプロのデザイナーでもやっている事です。それだけ良い方法という事でしょう。
4.チラシデータの作成
データの作成はどうしてもパソコン作業になる方が多いでしょう。コンセプトにそこまでズレがなければ1枚まるまる手書きしてスキャンしてもよいと思います。
PC作業は慣れていないと難しいものです。デザイナーが使っているようなAdobe illustratorなどのDTPソフトは簡単にクオリティが高いものが作れると思いますが、高価なものになりますのでよく考えて購入を検討しましょう。
少し身近なソフトでは、ワードやエクセルといった業務系のものでしょう。デザイン専用ではないですがチラシデータを作る事も十分可能です。
また近頃では、予めあるチラシデザイン素材の中から気に入ったデザインを選び、テキストを打ち換えるだけで、簡単でおしゃれなチラシができてしまうサイトが注目を浴びています。レイアウトからデザインまでの作業が一気になくなり、しかもスマホやiPadでも使えるので非常に手軽に便利です。是非チェックしてみて下さい。
5.チラシの印刷
さて、データが出来上がればいよいよ印刷の工程です。用意する部数が10枚20枚程度であれば、またそこまで印刷品質こだわらなければ自宅のプリンターで十分です。今はデータをコンビニのコピー機でプリント出力する事もできます。
ただもし500枚1000枚用意したいとなれば印刷会社に依頼した方が早くて便利でしょう。専用の印刷機で印刷したチラシはプリンターよりもクオリティも高く、安いネット通販会社であれば費用も抑えられます。
印刷会社によって、データの注意事項があるのでチェックしてから入稿しましょう。
チラシ作りで意識したいポイント
メリハリをつける
全体的にのっぺりした印象や細かい文字ばかり書いてあるチラシは読む気が起こりませんね。
タイトルは大きく、説明文は小さく、メインイメージは一つか二つ、余白を効果的に使う。など全体的にメリハリをつけると見やすくなります。
面を合わせる
業界ではツラを揃えるとも言います。
文字や写真、枠などの端を揃えるという事です。
なんとなくこの辺からテキストを入れて~、写真はなんとなくこの辺かなあ。で作るとなんかイマイチなんだよなあ。と思った事ありませんか?
デザインのプロは配置する位置も意識しています。情報量が多いのにスッキリ見えるようなデザインをよくチェックしてみて下さい。タイトルと本文の頭の位置、画像の位置が揃っている事に気付かれると思います。
色数を限定する
赤、青、黄色、3色使うと色のバランスはとれますが、うまく配置させないと逆にごちゃごちゃした印象になってしまいます。
使う色は2色だけにする。3色使うなら同系色でトーンを変えて。など、色の使い方を限定するとまとまりやすくなります。
また、赤やオレンジ、黄色系統の暖色系は食欲をそそると言われています。街の飲食店やカンバンなど参考にしてみるとよいでしょう。
フォントの特性を知る
フォントには大きく分けてゴシック体と明朝体があります。
ゴシック体は力強い、ポップな印象。明朝体は丁寧で上品な印象になります。
また、フォントもなるべく2種類くらいに統一しましょう。色んなフォントを使いすぎるとごちゃごちゃしてイメージが伝わりにくくなってしまいます。
どう見せたいか、チラシのコンセプトによってフォントを選ぶと統一感が出て伝わりやすくなります。
グラデーションやドロップシャドウを使う
背景にはグラデーション、タイトルや写真にはドロップシャドウをかけるなど、奥行きが出て立体的に見え、プロもよく使う技です。
ただ絶対に必要と言う事ではありません。コンセプトや方向性によりますし、グラデーションを使って逆によくない印象になることもあります。
街で見かけるチラシのデザインなど参考にすると良いでしょう。
チラシの印刷なら東京カラー印刷通販で!
プリントはご自宅やコンビニでのプリントする事もお話させて頂きましたが、プリンターを購入する事を考えるとコンビニプリントの方がお手軽かと思いますが、コンビニ価格とどれだけ差があるのか、以下に比較例を載せてみました。
例えばA4のチラシ印刷をコンビニ価格と比較してみると
コンビニプリント A4片面カラー 50円/1枚×100枚=5,000円
東京カラー印刷 A4片面カラー 100枚=397円(税抜き)送料無料
どうでしょう。100枚印刷で破格の397円です。しかも送料無料なので安心してご注文できるのではないでしょうか。
品質にご不安があれば一度お試し下さい。税込でも500円以下で済みます!
部数もチラシなら10枚からご注文できます。
また、急なご要望にも応えられるよう特急印刷もご用意しておりますので是非チェックしてみて下さい。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
チラシデザインのコツなど色々ありますが、少しでもデザイン作成が身近に感じられれば幸いです。
チラシ作りは目的達成の手段の一つですが、チラシ作成自体も楽しいものです。
また、東京カラー印刷ではプロのデザイン会社との提携もありますのでそちらもご検討して見て下さい。
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データ作成に便利なテンプレートも多数用意しておりますので是非ご利用して見て下さい。
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